2012年5月8日火曜日

江~姫たちの戦国~「利休切腹」を見た感想を聞かせて下さい

江~姫たちの戦国~「利休切腹」を見た感想を聞かせて下さい







千利休の切腹のいきさつを考察したものはいくつかあると思いますが、今回のものは実に率直で素晴らしい。秀吉という人物、利休という人物を本当によくとらえている。それでいて従来の資料もしっかり出しているんですから、枝葉末節にこだわるべきでないと思います。どんないきさつがあるにせよ、要はこうなのだと思っていいのだと言えると思ったのです。



利休というのは一道を極めた人です。しかしあそこでもし秀吉の茶頭を務めきっていたとしたなら、そうはならなかった。秀吉はただ人並みに幸せになろうとしただけです。人からとやかくねたまれることに反発しただけです。しかしそんなことでは俗物でしかない。俗物を引き立てる芸術家では、なんにもならない。でもただでさえ出自を卑しまれ、ねたまれ、陰では馬鹿にされどうしの秀吉の側から利休が去ってしまったら、秀吉の面目は地に落ちてしまうという事になる。



秀吉というのは最後は自分でない他者のために心を使える人だった。それが秀吉の成功の一番のかなめでした。しかし天下統一ののち彼は人並みに家族愛に執着してしまった。ただそれだけでもう木下藤吉郎の誠実さは白々しいものになる。

百姓の茶でもいい。茶の精神はもてなしの誠意です。繊細な心遣いです。もう戻ることのできないズレをハッキリと否定された秀吉の涙に感動しました。千利休はなぜ切腹に至ったか。これ以上の解答を私は知りません。

まったく今年の大河はうっかり目が離せません。さすがは五十作目。最低にして最高です。








利休がバカなだけでしょう。





史実は何故切腹させられたか全く分かっていませんが、ドラマ通りと考えたら、殺されて当たり前ですね。







秀吉は現代で言うところの総理大臣とかのレベルではないですからね。





僕は利休の切腹は政治失脚だと思ってますから、石田なりとドロドロとやりあって欲しかったです。







豊臣秀吉と言う男がいかに腹黒い男だかわかりますね。



あぁ、切ない。

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