2012年5月7日月曜日

戦国武将はステータスの一つとして名刀・名槍・茶器などを所持していますよね。ふ...

戦国武将はステータスの一つとして名刀・名槍・茶器などを所持していますよね。ふと思ったのですが、戦国武将たちの間で人気のあった刀(槍)や茶器は何だったのでしょうか?

またコレクターとして有名な武将は誰ですか。







コレクターとして有名なのはやはり織田信長ですね。



初花肩衝、珠光小茄子、九十九茄子、柴田など現在の国宝クラスの茶器を所有しています。また蘭奢待という香木を切り取ったものも所有しています。

茶器に付加価値をつけたのは織田信長といってもよいでしょう。



名刀のコレクターで有名なのは足利義輝。最後は松永久秀に暗殺されるのですが、コレクションの名刀をとっかえひっかえリアル戦国無双さながら刺客を斬っては捨て対抗します。

あと有名なのは徳川家康…家康が天下を取ったあと各家に伝わる名刀が献上品として集まってきます。

天下五剣といわれる名剣のうちの童子切、鬼丸、大典太の3つは一時期ですが家康が所有しています。(もうひとつの三日月宗近は秀忠が所有してます。)








徳川家康は凝り性というか、権力の頂点になると

各種武術の名人たちを召抱えて保護と

お墨付きを与えて自身も、その名人たちから習得をし

一部、免許皆伝をしたという。

鉄砲術の稲富から射撃を学び、また家康は

剣術では、柳生但馬守の柳生新陰流と

御子神典膳の一刀流を学び皆伝に至ったという。

家康は名人たちをコレクト?

家康の剣の腕前については

関が原の合戦でイラついていてソバで側近がポカをしたため

怒って抜刀して剣撃に及び側近のカブトの指物を

両断したという。

大阪城の戦いの頃は家康は大分、衰弱し寝床にばかりいたが

それでも側近らが上様、出陣の刻です、といって

剣一式とカブト一式を持ってくると、シャキッとなって

抜刀して、雄たけびを上げて元気になり出陣したという。







織田信長が茶器を保有することがステータスになると言うことを確立させた張本人です。それまでは武士の恩賞といえば領地以外あり得ない状況だったので、戦国大名はこぞって領地拡大に努めたわけです。

恩賞を与えるには領地を拡大し続けなければならない・・・これが豊臣秀吉の朝鮮侵攻につながります。

信長は全国平定したあとは与える領地がない、ということを見越して茶器に権威付けを行ったと思います。武田征伐の時に滝川一益は恩賞として茶器を所望したが、与えられたのは上野一国の加増でがっかりした、という逸話がそれを物語っています。



特に九十九茄子(松永茄子)は。足利家→松永久秀→織田信長→徳川家康と天下人の下を渡り歩いた、まさに天下人の証明品のような扱いだったと思います。

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