ガンダムの宇宙世紀について。
なぜ、80年代後半~90年代あたりから、アナハイムエレクトロニクスの連邦軍シェアは衰退していったんでしょうか?
TVのZZの時代はアナハイムが第一シェアだったのに、90年に入ると急に衰退してるように見えますが。
(そのわりにユニコーンやシナンジュもアナハイム製だったり)
わかりません。
教えてください。
他の方が言うとおり、80年代と90年代はアナハイムの天下でした。
Zではティターンズとエゥーゴの両方の機体の開発していましたし、
1年戦争で敗北したジオンのジオニック社やツィマッド社といった
ジオン系MS会社の技術も確実に吸収していった時期でした。
また逆シャアの90年代ではギラ・ドーガなんかも作っていました。
といっても連邦第一なアナハイムとしては表に出したくなかったようです。
この連邦軍の敵のMSを作っていたという状態はかなり続いたようで、
ガンダムUCでは袖つきのギラ・ズールなども生産していますし、
閃光のハサウェイではマフティーのMSも生産していましたね。
しかし、サナリィの勢力拡大で一時窮地に落ちることになります。
小型MSの開発で完全にサナリィに遅れを取ったアナハイムでしたが、
サナリィにスパイを送り込むなどして技術を盗み、小型MS開発で同列に並んだようです。
アナハイムの衰退はここから始まっていきます。
そもそも宇宙世紀100年に連邦は戦乱の消滅を宣言をしています。
これは今までの仮想敵国であったジオン(当時は共和国)が自治権を放棄したからです。
今までの連邦にとっての仇敵であったジオンがいなくなったのですから、
当然連邦は軍縮の道を歩むことになります。
新型MSの開発も滞り、90年代にロールアトされたジェガンが120年代まで使われています。
(最終的にVガンダムの時代まで使われていたそうなので驚きですね)
それからというもの、量産MSは10年から20年使われていくようになってしまいます。
100年代までの頻繁に開発できるような状態ではなくなってしまい、
さらに連邦軍からの受注も年々減っていくので技術の開発もなかなか進みません。
Vガンの150年代のザンスカール戦争の俗にいう宇宙戦国時代の時代になると、
連邦軍は既に形骸化していましたし、当時の連邦量産MSも既に旧式化していました。
恐らくこの時期が一番アナハイムが衰退していると言えるでしょう。
ザンスカールの最新鋭MSの数々も、実は吸収されたサナリィのMSなのです。
F91の時代に技術で巻き返した、と思いきや30年越しでサナリィに負けてしまったのです。
シェアそのものは衰退してません。
Vでも連邦の主力はジャベリンなので、少なくともU.C 0150代まではアナハイムの天下だと思います。
サナリィにはモビルスーツの量産工場は無いですから(Vガンダムでも50機ほどしか生産されていない)。
いえ、その時期は衰退どころかアナハイムの絶頂期だと思います。ただ90年代は大きな戦争がなかったので、それほど目立つ機会がなかったのでしょう。100年代に入ると主力MSコンペでサナリィに水をあけられましたが、その後シルエットフォーミュラプロジェクトで技術の遅れを取り戻します。その後の経緯はあまり語られていないのですが、150年代の連邦の主力であるジェムズガンやジャベリンはアナハイム製ですし、Vガンダム等の開発にも関わっているようなので依然として有力なMSメーカーとして存在していたようです。
むしろ1番良い時期だと私は思っています。
連邦のシェアという部分でもνガンダム始めほとんどアナハイム製です。むしろサザビーもなので企業としてはかなり事業拡大していたのではないですかね。シナンジュとユニコーンも同じような流れで開発されています。
むしろ100年代からはサナリィの小型MS開発に先行されて衰退していった印象があります。
要約しましたがもっと細かく政治的、時代的な要因も様々あったようですが、そこは是非作品を観るなり書籍等ご自分調べてみた方が楽しめるかと。
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