福島正則が、東軍に味方したのは、友人の黒田長政の働きが大きかったといわれてい...

福島正則が、東軍に味方したのは、友人の黒田長政の働きが大きかったといわれています。その後、福島正則と黒田長政の人間関係はどのようになったのでしょうか？

かなり黒田は、確信犯です。福島正則も、戦後の家康のやり方・黒田の昇進で、どのようなことが背後にあったか、察したものと考えられます。普通なら、この野郎と恨みまくっても当然といえますが・・・東軍味方の細川など、石田を切ろうとした同士の多くは徳川に、尻尾を振り続けました。その大名との関係はどうなっていますか？

福島・加藤も秀吉子飼いで、秀吉のやりよう・世間の乗り切り方をマジかで見て、二人とも勉強して来た人です。



自分達が秀吉に仕えた頃は、秀吉の親分は織田信長でした。



この信長が亡くなると、そのあだ討ちを秀吉が成し遂げたのです。



当然、おらが大将秀吉の織田家での地位が一段と高くなり、この二人も気分が良かったでしょうが、どうも様子がおかしいようです。

柴田勝家との不仲は、この二人も良く知っていたでしょうが、冬で柴田が出陣できないなると、滝川などの勝家派を次々つぶしていく秀吉。



信雄をうまく利用して、信孝を自害に追い込んでもいます、柴田との決戦にも勝利していよいよ秀吉が幼い三法師の後ろ盾として、天下統一事業を継続するのかと思いきや、今度は信雄にまで牙を剥いたのです。



なまじっかの何の後ろ盾の根拠の無い大将では、この戦国の世は終わらない、今や織田家の一番の実力者となった秀吉が、織田信長に代わって天下統一することこそが一番いいのだと思ったのでしょうね。



その福島が、今天下一の実力者となった徳川家康が、石田三成率いる西軍と一大決戦をしようとしている。

黒田云々はあまり関係ないでしょうね。



あの、石田三成にだけは絶対に嫌だったのでしょう、西軍勝利の際にはますます石田の増長は高まるでしょう、そんな三成にあごで指図されるのは我慢がならないんですよ、それに考えてみれば家康は何も打倒豊臣とは言っていないのです。

幼い秀頼をいいことに、後ろで操ろうというのが見え見えです。



しかし、家康だって信用の出来ない人物です、三成憎しから家康の要請にこたえて婚姻関係を承諾しましたが、これは豊臣の法度にそむいた行為なのは明らかです。

でも、家康が秀頼を粗略に扱わないと言っているのです、最悪のストリーではあるでしょうが、自分達の大将秀吉がそうであったように、天下は家康の者になってもこれは実力者なのだからしょうがない、その家康の下で元権力者豊臣秀頼として、一定の地位が確保できるならやむを得ないとも思っていたはずですよ。



家康を非難したり、黒田を非難したら、それこそ福島市松そのものの人生を、否定することになってしまいますからね。