2012年5月4日金曜日

戦国時代に戦車3、ガトリング砲5、火炎放射器2、兵士10。これで天下とれますか?

戦国時代に戦車3、ガトリング砲5、火炎放射器2、兵士10。これで天下とれますか?







よくこの手の質問は出ますが、まず戦車の燃料が尽きてしまいます



ガトリング砲も火炎放射器も燃料や弾丸が尽きてしまえばただの鉄くずです



燃料(石油)は当時の日本では手に入りませんし油ではオクタン価が低すぎて



使えません



一番の問題が兵士の少なさですね



まず極度の緊張と慣れない風土から発病します



下手をすれば当時は存在して今は存在しないウィルスに感染します



(よくピラミッド発掘者が罹る「原因不明の病気」等はコレが原因)



精神的にもかなり追い込まれます、何しろ仲間は全世界でたった10人



敵は数百万ですからね



言葉も通じるか否かの世界ですし



食料も調達も難しいです(まず現金をどうするのか?という問題があります)



下手に戦車が最新鋭だと今度はGPS等が使用できませんし



あくまで戦車は「対戦国」用には作られておらず現代戦には便利この上ない



装備が今度は足を引っ張ります



目の前に鎧武者が居るのに「索敵不能」(大きさが小さい為)



手動で撃とうとしても「距離計測不能」



周りを取り囲まれよじ登られハッチや隙間から槍や刀で刺され



キャタピラに鎖を巻かれ動けなくなります



ガトリング砲は高速射撃が仇になります、あっという間に弾がなくなり



THE END








ちょっと頼りないけど可能性はあります

ものを形作るには核が必要です

組織にしてもそうです。勢力拡大よりも核を造りだすのが難しいのです

2,3の豪族を従属させて、それ以降は象徴として戦車を飾っておけば天下を狙えるでしょう







仮想でなくて史実で典例があります。

エルナン=コルテスという弁護士を目指していた青年が

キューバ総督を訪ねて、メソアメリカには金銀鉱山財宝が

ワンサカあります、私に総督様の兵隊を お貸しくだされば

広大な領土と莫大な財を手に入れられるでしょうと

コルテスは総督に言った。

総督は、コイツは頭がイカれていると思ったが

ダメで元々と、約50名の兵士と、彼らを乗せる複数の

船を貸した。

コルテスは、この兵隊を元手にアステカ王国を征服した。

兵50名というと、スパルタ300兵の玉砕より

少ないですがコルテスは小数の不利を

アステカ側は銃器は持たないこと。

敵兵は馬を使わない、金属武器の装備率が低い。

西洋人が自身を媒体として新大陸で伝染拡大した

疫病に先住民たちが免疫抗体が少なかったので

大勢、病死してアステカ側は国力が衰えた。

アステカ王国の圧政を憎悪したトラスカラ人などの

部族とコルテス兵団は同盟して共闘した。

あらゆる手を使ってコルテスの軍団は

不利を凌駕したそうです。







10人なら暗殺容易な数字。

降伏したふりをして闇討ちにされて終わりかも。



あと補給は無理ですね。



- 兵器がすべて近代西洋製鉄技術に依存している。

- 火薬類は輸入しないと調達出来ない

- 石油は?







兵士10では天下は取れません。

それに兵站はどうするの?



占領地の軍政に将校が必要だしね。



各々の合戦なら、戦車砲とガトリング砲のロングレンジ攻撃で

本陣攻めができて楽勝だろうけれど。







わたくしのガトリング砲をくらわせてみたいもんですな。







「戦国自衛隊」という小説や映画で似たようなシチュエーションがありますが、戦車を動かすだけでも三人以上必要で、当時の日本で燃料弾薬の補給のメドも頼るべき基盤も人もありません。



交渉に長けた人がいなければ一時のテロを行ったら地元領主に襲われて全滅するくらいがオチです。







使いどころを間違えなければ楽勝ですね。



この手の質問には補給が云々という方がいますが

戦国時代は背水の陣とか殲滅戦はまれです。

戦国時代は兵力の3割が失われたら逃亡するものも出たり

軍はバラバラになり統率できなくなります。



武器弾薬をありったけ使う必要はありません。

近くの有力者に力を見せて兵を借りどんどんデカクすればいいのです。

天守閣なんぞ戦車の前ではただの的、

攻城兵器として有効ですし、城の高い場所においておけば

攻める手立てはありません。

燃料については新潟では畑掘ってたら油が出たと有名ですし

静岡の相良油田は精製しなくても車のエンジンが動かせます。

どれも昔からの井戸掘り技術で採取できます。

火炎放射器は戦闘であまり意味がないけど

見た目が派手なので敵を追い払うことができます。

油田押さえたらもう勝てる相手はいません。





ちなみに質問者の画像はモーターで動くバルカンで

ガトリングは手回し式です。

バルカンだったら鎧着た人間何人も貫通してミンチにしてしまいますので

その火力を敵本陣に向けて2~3秒見せてやれば降伏します。



兵士10人いれば近代の知識を教えて工業力強化も図れますしね。

火薬は硝石がなくてもウンコから作れるので

3年あれば陶器製の簡易榴弾や地雷も生産可能です。



追記

http://ja.wikipedia.org/wiki/M61_%E3%83%90%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%...

↑ガトリングとバルカンの誤用については認識してます。







兵士が少なすぎて無理では?

例えば町や村を一つ占領して監視下に置くだけでも数十人から数百人は必要でしょうし、イラクやアフガンの米軍を見れば判るように国全体を支配下に置くとなれば今現在でも万単位の人間が要ります。

敵軍を潰す戦力があっても国を支配する人員が居なければ天下は取れませんよ。

ていうか戦車3台の乗員だけで9~12人要るような・・・。



>youkaisiさん

勘違いされておられるようですが手回しか動力式かに関係なく回転多銃身式の銃砲はまとめて「ガトリング砲」と呼びます。

「バルカン砲」は元々アメリカ製のM61というガトリング砲に付けられた愛称です。







燃料・弾薬が尽きてしまえばそれまでですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿